仕事や人間関係に縛られず、自分で人生をコントロールするための具体的な4つのステップ

ため息
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やりたいことをやりたい、もっと今後のために勉強の時間を作りたい、一人でじっくり考える時間がほしい。

そう思いつつ、ついつい会社で与えられた仕事を頑張ってしまい残業で時間を使ってしまったり、行きたくない飲み会になんとなく行ってしまったり、友人からの誘いを断りきれず遊んでしまったり、という経験はありませんか?

いっときの満足感や充実感は得られるかもしれませんが、後から「もっと自分の時間を作ればよかった」「勉強したかった」と後悔することもあると思います。

実際に死ぬ時の後悔として、「働きすぎなければよかった」「もっと大切な人と過ごす時間を増やせばよかった」と、時間の使い方に関する後悔が多いようです。

今回は、仕事や人間関係に縛られず、自分の時間、さらに言えば人生を自分でコントロールし、有意義に過ごすための考え方をご紹介します。

シバタ
シバタ

本当は勉強したかったのに、行きたくない飲み会につい行っちゃったよ。。

N氏
N氏

(行きたくないなら断ったらいいのに。。)

自分の人生をコントロールするための考え方

休憩

時間の使い方は自分自身に選択権がある

「仕事だからやらないといけない」「先輩からの誘いは断れないからしょうがない」。日々生活していて、上記のように考え、やりたくないことに時間を使ってしまうことはありませんか?

はっきり言うと、仕事だからしょうがない、先輩からの誘いは断れない、というのは嘘です。

会社員であれば、定時時間内さえ働いていれば、もっと言えば、別にサボっていても毎月給料は貰えますし、クビにもならないはずです。

また、先輩からの誘いを断っても、殺されるわけでもなく、せいぜい「あいつ付き合い悪いよな」と後ろ指を刺されるくらいです。

今の時代仕事や付き合いを無理強いされるケースはあまりないと思いますので、最終的には「残業をする」「飲みに行く」という意思決定を自分自身でしているはずです。

おそらく皆さんも、「仕事だから」「付き合いだから」というのが理由にはなっていないということは、頭では理解しているはずです。

ではなぜ、「仕事だから」「付き合いだから」という理由でやりたくないことに自分の時間を使ってしまうのでしょうか。

周囲の人からの評価が落ちるのが嫌だから

おそらく他人からの評価を気にしてやりたくないことに時間を使ってしまっている人も多いでしょう。

前述のように、職場の同僚や先輩から「あいつ付き合い悪いよな」と思われたり、また、そこから派生して仕事上でのコミュニケーションに支障が出るのが嫌、という理由でつい付き合いを優先してしまうこともあると思います。

また、お客さんや上司から「責任感のないやつだ」と思われたり、怒られたくなくて、つい無理をして残業してしまうこともあるのではないでしょうか。

言い換えると、「仕事や誘いを断ることで、周囲からの評判が落ち、仕事や人間関係に悪影響を及ぼす(と思い込んでいる)から」誘いや依頼を断らず、やりたくないことをやる、という選択をしてしまっているのです。

しかし、一旦冷静になって考えてみましょう。本当に周りからの評判が落ちたら仕事や人間関係に何か悪影響はありますか?

その会社で出世したい、仕事ができるようになりたい、という明確な思いがあれば確かに周りからの評判が大事になるかもしれませんが、もし別に出世は考えていなかったり、ある程度給料がもらえていれば満足なのであれば、そこまで周囲の評判は気にしなくてもいいはずです。

例え周囲からの評判が落ちたとしても毎月給料は入ってきますし、クビにもなりません。

周囲からの評判は自分の人生に大きく影響しないことを理解し、例え仕事であったとしても、先輩からの誘いでも、断る権利があることを覚えておいてください。

罪悪感を感じてしまうから

また、頼まれた仕事を断る、誘いを断ることに罪悪感を感じてしまい、つい受け入れてしまう人もいるのではないでしょうか。

例えば、自分が断ることで波風を立てたくない、と感じることもあると思いますが、それはつまり「仕事や誘いを断ることで、場の空気が悪くなり、申し訳ない(と思い込んでいる)から」というのが本来の理由です。

残業を断る時も同様に、「残業を断ると、チームの成績に影響が出てしまうので申し訳ない(と思い込んでいる)から」などと考えているはずです。

そもそも罪悪感とは、「社会のルールや道徳的な規範から外れた行動を取った時に自分を責める感情のこと」を指します。

残業を拒否したり、飲みの誘いを断ることって、社会のルールや道徳的な規範から外れた行動なのでしょうか。そうではないことは一目瞭然ですよね。

安心してください。仕事を断っても、飲みの誘いを断っても、あなたは道徳的・倫理的に何も悪いことはしていませんし、むしろ自分の芯があり、素敵なことだと思います。

シバタ
シバタ

言われてみると、別に周りに何て思われてもいいような気がしてきた!

N氏
N氏

ぶっちゃけ、周りの評価なんてすぐ変わるしね

自分の人生を生きる勇気を持つ

周囲からの評判が落ちることへの不安や、罪悪感は、本来感じるべきではない、ということを理解いただけましたか?

残業や飲み会の誘いは一例ですが、このように冷静に考えれば、周りの人からの頼みや誘いを断り、自分のやりたいことに時間を使うことは何も間違いではないことがわかると思います。

繰り返しになりますが、時間の使い方に関する決定権は自分にあり、自分のやりたいことに時間を使うのか、他人のために使うのか、は常に自分自身に委ねられています。

しかし頭では理解していても、実際に行動に移すのは難しいものです。具体的に行動に移す方法は次の章で解説しますが、まずはしっかりと自分の人生を自分でコントロールできることを理解し、自分のために時間を使う、という勇気を持ちましょう

このことが、自分の人生をコントロールするための第一歩になります。

自分の人生をコントロールするための4ステップ

1. 重要なことと重要でないことを分類する

自分のために時間を使う、自分の人生をコントロールすると言っても、自分の人生の中で何が大事で、何が大事ではないかを明確にしておかないと、うまく意思決定ができません。

大事なことと大事でないことを整理できていないと、周りの意見に流されてしまい、後悔することも増えてしまうでしょう。

では、大事なことと大事でないことを整理するためにはどうしたら良いのでしょうか。

人生で実現したいこと(ゴール)を描く

何に時間を使うか/使わないか、は、人生のゴールによって決まります。

例えばサッカー選手や野球選手であれば、日本代表の選手になるために、飲み会に行く頻度を減らし、練習や休息にできるだけ多くの時間を費やす。

プライベートの時間を大事にしたい会社員であれば、週休2日で残業の少ない会社を選び、昇格は目指さない。

といった具合です。

ゴールを考えるときには、下記のような問いに対して、できるだけ具体的にイメージしましょう。

ゴールを考える際の問いの一例
  • 自分にとって一番大事な時間はどのように過ごしている時間か
  • 誰と一緒に過ごしたいか
  • どこに住みたいか
  • どのくらいのお金が必要か
  • どのような仕事につき、どのように働くか
  • どのようなスキルを身につける必要があるか

また、ゴールを考えるときは以下のポイントに注意して考えてください。

ゴールを考える際のポイント
  • カッコつけない/イキらない
  • 周りの意見や常識にとらわれない
  • できる/できないは考えない
  • できるだけ具体的に、臨場感のあるゴールを描く

ゴールを考えるときに周りの意見や常識にとらわれてしまうと、心から「こうなりたい」と思えるゴールを描くことが不可能です。

「社会の役に立ちたい」「NPOを立ち上げたい」のような世間から尊敬されるようなゴールである必要はないので、ありのままに、自分が本当に成し遂げたいと思うゴールを掲げましょう。

「パソコン1台でどんな場所でも1人で完結する(人と関わらなくてもいい)仕事をして年収2000万円稼ぎ、女性にモテたい、チヤホヤされたい」みたいなわがままを詰め込んだゴールでもいいんです。

自分が心から成し遂げたいと思うゴールをぜひ言語化してみてください。

シバタ
シバタ

とにかくチヤホヤされたいです!

N氏
N氏

そう、それでいいんです!

2. 自分が何に時間を割いているか洗い出す

ゴールを言語化することができたら、次は現在自分が何に時間を割いているか、洗い出してみましょう。

箇条書きでいいので、大体1日、もしくは1週間のうち、何にどのくらいの時間を使っているか、書き出していきましょう。

1日の時間の使い方
  • 仕事:9時間
  • 通勤:2時間
  • 食事:2時間
  • 入浴:0.5時間
  • 娯楽(ゲーム・Youtube):2時間
  • 睡眠:7時間
  • その他:1.5時間

3. 時間の使い方をプランニングする

現状の時間の使い方を洗い出せたら、次にゴールの達成に向けて時間の使い方をリプランしましょう。

どの時間を減らし、どの時間を増やすか、具体的に言語化していきましょう。また、減らしたい時間に関しては、具体的にどのようなアクションをとって減らしていくかも具体化しておくと、行動に移しやすいのでおすすめです。

今後の時間の使い方
  • 仕事:9時間 → 維持する。できるだけ残業しない。依頼されても何か理由をつけて断る。
  • 通勤:2時間 → 1時間にしたい。余裕ができたら引っ越すか、在宅でできる仕事を探す。
  • 食事:2時間 → 維持する。ただし、飲み会はどうしても行きたいものだけ行く。それ以外の飲み会は基本断る。
  • 入浴:0.5時間
  • 娯楽(ゲーム・Youtube・SNS):2時間 → 0.5時間にしたい。不要なアプリはアンインストールする。
  • 睡眠:7時間
  • その他:1.5時間
  • 読書:0.5時間
  • ブログ執筆:1時間
シバタ
シバタ

無駄にYoutube見ちゃうんだよなあ。。

N氏
N氏

人間の意志は弱いから、アンインストールしたり、スマホを遠くに置いたり、物理的に触れないようにしちゃうのがいいと思うよ

4. アクションを実行する

最後に、計画した通りに時間の使い方を変えてみましょう。

最初は習慣から抜け出せず苦労すると思いますが、徐々に変われるはずなので、粘り強く続けてみてください。

定期的に時間の使い方を振り返り、計画した通りできているか、できていなかったとしたらなぜできなかったのか、を振り返ってみてください。

そして、小さくても変化することができていたら、自分を褒めることも忘れずに。

まとめ

「時間の使い方、生き方は自分で選択できる」ということを理解した上で、ぜひ自分のこれまでの時間の使い方を見直し、変化に向けて歩み出してみてください。

最初はなかなか以前の習慣から抜けきれず、苦労すると思います。特に仕事を断る、先輩からの誘いを断る、などのアクションには、罪悪感や不安を感じ、苦しい思いをするかもしれません。

そんなときは、自分が掲げたゴールを思い出し、どのような人生を生きるのか、そのためにどのような選択をするのか、思い出しましょう。

続けていくと習慣になり、必ず自分で自分の時間、そして人生をコントロールできるようになるはずです。

ABOUT ME
N氏
N氏
フリーコンサルタント
日系大手コンサルティングファームでの豊富な経験を生かし、フリーのコンサルタント・キャリアコーチとして活動中。
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